FMえどがわ を地球の裏側で聴くための工夫 |
FM放送が使用する周波数は 76MHz〜90MHz と決まっていますが、この周波数帯の電波は遠くまで届きません。 遠くまで飛ばすには、送信アンテナを高いところに置き、送信出力を強める必要がありますが、コミュニティ放送局は地域限定放送なので、受信できる範囲が決まっています。 コミュニティ放送局は遠くまで聞かせるより、サービスエリア内に「難聴地域を作らない」ことが大切でしょう。 日本では 木村太郎氏が主催する「サイマルラジオ」というものがあります。 インターネットでコミュニティ放送が聞けるもので、JASRACの許諾を得て、Windows Media Playerで音楽を含めた番組がリアルタイムで楽しめます。 かつしかFMではインターネットのライブ配信システム「スティッカム(※)」を使った、リアルタイム放送(トーク番組のみ)を行っています。 (※)音楽など著作権を持つものは配信できません 将来は別として、FMえどがわ は現在、これらに参加していませんから聞くことはできませんが、仕事で出張したり郷里に帰ったとき、ふとFMえどがわが聞きたくなることがあります。 数日間たっぷり録音できる機材で録音しておき、戻ってから聴くこともできますが、ラジオってリアルタイムで聞くことで、放送局やパーソナリティーとの一体感が生まれるものです。 特に、パーソナリティーとリスナーが生放送で触れ合える番組や、リクエスト専用番組などは、ラジオの楽しさを最大限に引き出していると思います。 |
アイデアその1 <携帯電話を使う> 誰かに FMえどがわ を受信してもらい、スピーカから流れる音を携帯電話で流してもらう。 自分の携帯電話からリアルタイムで放送が聞けて良いアイデアですが、「誰か」はいつも暇ならよいですが、居ない場合はどうしましょう。 しかも通話代もかかります。 アイデアその2 <インターネットを使う> インターネットなら、日本だけでなく世界中で利用できるから、これを使いたいと考えてソフトウエアを検討しました。 上記の「スティッカム」は個人でも使うことができますが、一般公開型配信のため、音楽配信は著作権の問題が大きく係わります。 インターネットに音楽や語りを送り出すソフトもありますが、著作権問題が解決しない上に、自宅のパソコンにソフトをインストールし、外部からアクセスして聞いてもらうことになるため、セキュリティー面で不安があります。 公開型サーバで「私的放送局」をサービスしているところもありますが、著作権を含めた種々の制約から断念しました。 アイデアその3 <スカイプを使う> 安く簡単に、著作権に触れないプライベートで使えるものはないかと考えた結果、スカイプを思いつきました。 スカイプは、音声や動画をやり取りする通信相手を「不特定多数」と「相手の限定」が選べます。 しかもセキュリティーが高く第三者に漏洩しないので、「自分だけ通信」とするプライベール放送にはもってこいでしょう。 |
企業の本支店間や関連企業間、または海外支局との通話料も、スカイプを利用することで通信費用の削減になることから、多くの企業でも使われています。 スカイプの特徴
スカイプが動作するパソコンの性能
スカイプは2003年7月に登場し、2008年07月現在、全世界でダウンロードされた数は9億3600万件を超え、スカイプを立ち上げている人は900万人もいるそうです。 と私が書いても具体性がないので、 ■ スカイプの説明 ■ スカイプ公式サイトのガイド ■ スカイプの説明 で詳細をご覧ください。 |
送り手側(A)として最低限必要なもの ・パソコン(上記の仕様に見合ったもの) ・FMラジオ(FMチュナー) ・FMラジオ(FMチュナー)とパソコンを繋ぐオーディオケーブル ・インターネット接続環境(常時接続の高速型が良い) ・スカイプ(Skype)ソフト 公式サイト で入手します
FMラジオ(チュナー)の音声出力をオーディオケーブルで、パソコンのマイク入力かライン入力に接続します。 スカイプを起動し、音量調節を行って、音割れしないで聞きやすい音量にします。 受け手側(B)として最低限必要なもの ・ノートパソコンなど(少し前の物でもOK)+スピーカ(内臓でも良い) ・インターネット接続環境 ・スカイプ(Skype)ソフト |
1.アカウントの登録 初めてスカイプを使う場合は、インストール時にアカウントの登録をしなければなりません。 登録したアカウントは、スカイプの利用状況を管理するデータベースに登録されます。 アカウントとはスカイプ毎の番地のようなもので、IDとかキー、電話番号などと説明されています。 アカウントで何処で使われているスカイプかが判明し、特定、不特定に係わらず相互通信が可能となるので、全世界でただ一つしか登録できません。 なお、登録したアカウントに対し、スカイプ表示名が設定できますので、分かり易い名称で設定しておくと良いでしょう。 FMえどがわ 勝手にファン倶楽部 の ■アカウントは fm843−fan (半角) ■スカイプ表示名は FMえどがわ 勝手にファン倶楽部 と設定してあります。 これを別のもので例えると、ホームページでいうIPアドレス(192.168.0.100 など)がアカウントにあたり、それを翻訳したドメインがスカイプ表示名、と考えると良いでしょう。 次にある「スカイプアカウントの検索」では、アカウントでもスカイプ表示名でも検索できます。
2.アカウントを探す スカイプのバージョンにより名称が異なるようですが、スカイプを利用している人を探す機能で、Skype 4.0ベータ2 では「新規コンタクト」という窓を開いて行います。 「新規コンタクト」ではコンタクト相手を追加するという意味で、コンタクトを追加 という入力域があり、ここに探したいスカイプアカウントやスカイプ表示名を入力して検索します。(どちらもワイルドカード式) アカウントの有り、無しに係わらず、検索結果が表示されます。
3.探したアカウントとコンタクト(通信)する 表示された検索結果から、通信したいアカウントをクリックして「コンタクトに追加」を選ぶと、通信できる準備が整います。 「発信」と表示されているグリーンのアイコンをクリックし、相手を呼び出しますが、その前に、相手のプライバシー(セキュリティー)のチェックが入ります。 相手側のプライバシー設定で、「誰でも(不特定から受ける)」になっていれば通信が可能となります。(相手の許可を受けてから、の場合もあります) 相手側が「コンタクトのみ」になっている場合、相手側に自分のアカウントが「コンタクトリスト」に登録されていれば通信ができ、登録がなければ通信拒否されます。 プライベート放送局ですから、「コンタクトのみ」と設定し、「コンタクトリスト」にはモバイル側のアカウントのみ、登録しておきます。 これで第三者に漏れずにFMえどがわがモバイルで聞けるのです。
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初めての方はスカイプがどんなソフトか不安でしょうし、インストールの手順も分からないと思いますので、下記のサイトをご覧になり、十分に理解してからにしましょう。 ■ スカイプのインストールから設定、利用方法 スカイプサイトやスカイプ画面で、料金とかクレジットという言葉がでてきますが、これはスカイプから携帯電話や一般電話にかける場合に必要な通話料で、先払いです。 今回はインターネット内だけの使用ですから、これらは無視してください。 スカイプに慣れて「電話もしてみたいな」、と思ったらトライしてみるのも良いでしょう。 通話料金の安さに驚かれます。 1.ダウンロードしたスカイプをインストールします 私は好奇心から Windows用 Skype 4.0ベータ2 をインストールしていますが、不安なら正規版の Skype3.8 for Windows が良いでしょう。 インストールの途中でアカウントの登録があります アカウントとは、前記でも説明しましたが、スカイプを使う上で必要な個人毎のIDで、英数字で表します。 既に登録されていたら使えませんので、その旨のエラーメセージが出たら、他のアカウントに変えて設定しましょう。 私の場合はサイトドメイン名にちなみ、fm843−fan (半角文字)で登録しています。 アカウントを何にするか、予め複数個を考えておくと慌てません。 アカウントを間違えてしまうと変更できませんから、慎重に入力します。 どうしても直したい場合は、アンインストールし、再度のインストールでアカウントを正しく入力しますが、これはあまりお勧めしません。 なお、スカイプを6ヶ月間使わないと、登録したアカウントはスカイプデータベースから削除されるようです。 2.パソコンの役割と見合った設定 1.自宅のパソコンを パソコンA (プライベート放送局用)とします。 2.外出先で使うモバイルPCを モバイルB とします。 3.双方に同じようにスカイプをインストールします。 4.スカイプの簡単な設定を行います。 通信の確立には幾つかの約束があることは前で述べました。 ここで構築するのは私的な放送局ですから、この場合は自分だけが接続できる ・「特定相手(許可した相手のみ)」 ・「自動応答」(必要に応じて) で設定しなければなりません。 不特定多数で設定し、多くの人に聞いてもらうことを可能にしておくと、著作権侵害で訴えられるでしょう。 3.特定の相手だけがコンタクトできる設定
4.特定の相手だけが自動的に接続する設定
5.コンタクトできる特定の相手を設定する モバイルBがパソコンAに対してコンタクトを要求する場合、パソコンAはモバイルBのコンタクトを許可する、という設定にしておきます。 この設定をするためには、パソコンAがインターネットに接続し、スカイプが稼動していることが前提です。 パソコンAから、モバイルBのアカウントを探し、「そのアカウントを許可する」、という設定をしますが、このとき、モバイルBはインターネットに接続されていなくとも構いません。
6.モバイルBから自宅のスカイプパソコンAにコンタクトする モバイルBも「スカイプのコンタクト追加」画面でパソコンAを探し設定しておきます。 これで、モバイルBからパソコンAにコンタクトすると自動的に接続され、モバイルBからFMえどがわが聞けます。 この設定で、パソコンAはモバイルBのアカウントしか許可していないので、無関係なアカウントがコンタクト要求しても無視されます。 そのためには、プライバシーがデフォルトの 誰でも になっていないよう、十分に注意し、管理してください。 困るのは貴方ですよ。 7.使ってみると モバイルパソコンとインターネットがあれば、どこでもFMえどがわ が聞ける楽しさは素晴らしいものです。 音質はインターネット回線の速さで左右されますが、以前のバージョンと比べて格段に良くなりました。 現在のスカイプはモノラル通信のため、自宅パソコンにステレオ形式で入力しても、モノラルになってしまうのは残念ですが、モノラルでも、品質の良いヘッドフォンやオーディオシステムで聴くと、それなりの音質で聴くことができます。 インターネット回線が早くとも、回線の混み具合で聞く側の音が大きくなったり小さくなったりすることがあります。 これは、短波放送を聞いているときに体験するフェージングという現象に似ていて、SWL、BCLを経験していた人には懐かしいかもしれません。
接続画面イメージ (Skype 4.0ベータ2版) ![]()
あくまでもプライベート用ですから、不特定多数に公開することのないよう、切にお願いします。 |
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